まるで蝶が羽ばたいているかのようにも見える大きな耳と、
気品あるさらさらのロングコートが印象的なパピヨンは、
フランス原産の小型犬種です。
「パピヨン」とは、フランス語で「蝶」を表し、
まさにその外観的特長から名づけられました。
「バタフライ・スパニエル」という別名も持っています。
パピヨンの魅力といえば、優雅な飾り毛のある立ち耳に始まり、
生き生きと輝くビー玉のような目、まるでシルクのような被毛、
気品ある愛らしい歩き方など、あげたらキリがありません。
パピヨンのそのエレガントさは、
中世の貴族達にこよなく愛されていたことを象徴しています。
マリー・アントワネットがパピヨンの愛犬家だった事は有名な話です。
その優雅な外見とは裏腹に、パピヨンはとても活発な性格です。
その可愛らしい容姿と性格からか、
パピヨンは映画「グレムリン」の”ギズモ”のモデル犬にもなっています。
また、パピヨンは大変知能の高い犬種としても有名で、
アメリカで行われたIQ検査で、140犬種の中で、第8位と素晴らしい成績を残しています。
こうした知能の高さに加え、小型犬の割にはあまり神経質ではないところや、
飼い主への忠誠心の厚さ、また様々な環境への適応力も優れているところから、
初心者でも飼いやすい犬種として高い評価を受けています。
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トイプードル
チワワ
ダックスフンド
ポメラニアン
ヨークシャーテリア
貴婦人達に好まれていただけあって、
パピヨンは外観的に優雅で華奢なイメージが強くあります。
しかし、本当は活発で大変好奇心旺盛な性格で、
その小柄な体からは想像がつかないほど、大胆で勇敢な面も持ち合わせています。
また、社交性にも富み、他の動物や見知らぬ人にも友好的で、
子どもにもやさしく接しますので、家庭犬として理想的な犬種といえるでしょう。
飼い主にはとても従順で、繊細なまでに気持ちを汲み取ってくれます。
また、たいへん甘え上手なので、そういった性格が
よりいっそうパピヨンの可愛らしさを引き立てるのではないでしょうか?
華奢なイメージの強いパピヨンですが、
意外にも丈夫で、あらゆる気候や環境にも適応できます。
また、パピヨンは知能が高い事でも有名です。
アメリカで行われたIQ検査で、140犬種の中で、第8位という成績を持っています。
トップ10以内の犬種を見ると、使役犬や猟犬で有名な犬種ばかりが名を連ねている中、
愛玩犬ではパピヨンただ1犬種だけです。
このことから、パピヨンがいかに知能レベルが高いかを窺い知る事ができるでしょう。
このように、利口で、従順な性格のパピヨンですが、
やはり小型犬ですから、大型犬ほど集中力や忍耐力はありません。
しつけは短時間を心がけましょう。
また、根っからの愛玩犬気質とも言えますが、
プライドが高く、独占欲の強いところもあります。
接し方を一歩間違うと、ひどく神経質になって吠え癖がついたり、
自己中心的でわがままになってしまいますので、
ある程度のしつけはしっかり行いましょう。
柴犬
フレンチブルドッグ
コーギー
ジャックラッセルテリア
ミニチュアシュナウザー
パピヨンのルーツについては諸説あり、明確な起源はわかっていませんが、
スペイン原産のスパニッシュ・ドワーフ・スパニエルが祖先だという説が有力です。
現在のパピヨンは、名前の由来にもなっている、
蝶(=パピヨン(フランス語))のような立ち耳が印象的ですが、
初期のパピヨンは垂れ耳(=ファーレン(フランス語で蛾の意))であったといいます。
スパニエルの血を強く引くために垂れていたと考えられています。
16世紀頃、ルイ13世とアン王妃の婚姻の際、
アン王妃が故国よりパピヨンを連れてきました。
このときの肖像画にパピヨンが描かれたことを受け、
その後、上流階級の間でパピヨンが愛玩犬として大流行します。
ルイ14世の愛人だったポンパドール夫人や、マリー・アントワネットが
パピヨンの崇拝者だったことは有名な話です。
この頃の絵画や肖像画に、頻繁にパピヨンによく似た小型犬が描かれている事が、
当時のパピヨンの愛玩犬としての地位を物語っています。
こうして、裕福な貴族達の間でステイタスシンボルとなっていたパピヨンですが、
18世紀のフランス革命によって絶滅に危機に瀕します。
贅沢の象徴とされたパピヨンは、王政への強い反発を持った民衆達の
目の敵となっていまい、見つけ次第次々殺害されるという
悲劇の運命を辿ることになります。
根絶寸前にまで追い詰められたパピヨンですが、
19世紀になり、動物愛護の精神がフランスで高まり始めます。
そして、当時一部生き残っていたパピヨンとチワワやスピッツの交配が重ねられ、
絶滅の危機を脱する事ができたのです。
この頃から立ち耳のパピヨンとなったといわれ、
垂れ耳にファーレンよりも絶大な人気を得るようになります。
その後、フランスからイギリスに運ばれたパピヨンは、さらにアメリカに渡り、
1935年にAKC(アメリカケネルクラブ)に公認されました。
日本での公認は1965年の事で、比較的新しい犬種です。
公認以降、人気ランキングトップ10以内に入り続けているほど
安定した人気を誇っています。
トイドッグやショードッグとして活躍する愛らしいパピヨンは、
日本のみならず、世界中で人気のある犬種であることは言うまでもないでしょう。
マルチーズ
シーズー
パグ
ビーグル
ボストンテリア
○種類
パピヨンは耳の形状により、2種類に分けられます。
・パピヨン
現在主流となっている立ち耳タイプ。
・ファーレン
垂れ耳タイプのパピヨン。元々はこのファーレンが主流でした。
パピヨンのように、立ち耳でも垂れ耳でも
どちらも許される犬種は極めて異例のようです。
しかし、どちらか片方が立っていたり、直立具合が中途半端である場合は
欠点と見なされることから、ある意味ブリーダー泣かせかもしれません。
○被毛
絹のように柔らかい長毛のシングルコートが一般的で、毛の量は豊富です。
スウェーデンなどの寒い地域ではダブルコ−ト(2層構造)の
パピヨンがいますが、本来は欠点とされます。
○毛色
ホワイト&レッド、ホワイト&ブラック、ホワイト&セーブル、トライカラーなど。
(以下JKCより抜粋)
白地であれば全ての色が認められる。
ボディや脚はホワイトの割合が多いのが好ましい。
頭部にはいくぶん幅の広いブレーズが広がっているのが好ましい。
頭部の下部にホワイトのマーキングがあることは許容されるが、
ホワイトが大半を占めるのは欠点となる。
唇、眼瞼、特に鼻は、全て色素が濃くなければならない。
○サイズ
体高:オス・メスともに20〜28cm
体重:オス・メスともに1.6〜2.7kg
キャバリア
ボーダーコリー
ラブラドールレトリーバー
ゴールデンレトリーバー